建築家の読書
 町の図書館へやってきたダナリー先生。偶然にもロップルくんを発見します。
ダ: やあ、ロップルくん。こんなにいいお天気の日に、図書館でウジウジお勉強ですか?君もだんだんと建築家らしくなってきましたね。

ロ:

あ、先生、こんにちは。なぜだかこのごろ僕、モーレツに知識に飢えているんです。
ダ: うんうん、それはとてもいいことですね。蹴上の高さでいろいろと思い悩む暇があるくらいなら、かわりに何でもいいからカッコイイ哲学用語を覚えろともいいますしね。
ロ: はあ、そういうものなんですか。
ダ: そういうものですよ。かの有名な黒川大紀章先生も、磯崎大大新先生も心の中ではそうおっしゃっています。ときにロップルくん、君は一体なんていう本を読んでいるんですか?
ロ: あ、えーと、これは・・・「外断熱で快適マイホームづくり」ですね。
ダ: !!!・・・(こめかみを押さえて頭をふりながら)ああ、わかっちゃいない、わかっちゃいない。ロップルくん、君は『建築家』になりたかったんじゃなかったんですか?
ロ: ええ、ですからこうやって環境計画について・・・・
ダ: だまれ!この木偶の坊がぁ!
ロ: あふぅ・・
ダ: わすれたのかぁ!きさまはアイドルウォッチャーである前にまず建築家なのだ!くだらん環境計画なぞは、下っ端の出来杉君にでもやらせておけぃ!
ロ: 先生、先生、図書館です。お気を確かに!
ダ: うぅ、ああ・・・すまん、母と別れたときのことを思いだしてしまって・・・。あのねぇ、ロップルくん。建築家が「建築」の本を読んでどうするんですか?バカルディ三村につっこませたら「建築家だけに建築の本かよ!」ってことになっちゃいますよ。そんなべたべたなことしていては大衆はなびきません。
ロ: するとどのような・・・
ダ: そうですね。基本ですが、たとえばドゥルーズの『差異と反復』なんかはいいですね。よくわからないけれど、小難しそうじゃないですか。
ロ: ドゥルーズという名前がまたいいですね。いかにもごちゃごちゃ哲学してますって感じで。
ダ: お、わかってきましたね。そしてさらにそれを応用するんです。デザインの根拠などを求められたときには、『伝統的な日本的社会関係に要請されたといってしまえば、あまりにもてらいすぎだと感じられるかもしれないが、しかしポストゲノム解析時代を現実的に見据えるのならば、むしろ回帰にも似た運動に、単なる相似形としてではなく手がかりが隠されていると思われた。』なんて答えればいいでしょう。
ロ: おぉ!なんとなくそれっぽくていいですね。『キャゥ、この人建築だけでない!異分野の知識を導入してるわ!』って思われそうです。ところで「ポストゲノム解析時代」ってなんなんですか?
ダ: 知らない。
ロ: キャゥ!
ダ: キャゥ!
ロ: ちなみにバカルディは今は「さまぁ〜ず」に名称変更ですよ。
ダ: キャゥ!
ロ: やりぃ

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